9/3LIVE配信・キャンプ部屋トーク】ゲスト:宮台真司「体験とは何か?体験デザインの実際と風の谷・旅芸人プロジェクトの全体像に迫る(予期理論と予測符号化理論)」

https://www.youtube.com/live/C2S0oMLAsu0?si=6YYW3tCdDy-IbByy

キャンプ部屋トークは、ちょうど一年ぶりに宮台さんをゲストにお迎えします。

以下当日に向けてのメモ。

【体験とは何か?】
体験デザインの実際を、予測符号化理論と予期理論の観点から全体像に迫る。

まず体験そのもの自体(体験すればいい)を目的化することは論外だとして、「体験」とはなんであるのか?

そして人の世界体験は言語構造に依存すること。
しかし体験それ自体は、言語構造に加工する前の状態があること。
「体験」→関係性次元の意味づけ→社会的次元の意味づけ(秩序)というように、体験をどのように加工するかは確率論であること。

【体験後の過程】
体験→言語化→意味づけ
その際方向性は二つ。1.力を得る意味づけ、2.力を失う意味づけ

【体験以前の予期(予測)】
言語的予期(高次脳機能)を良い意味で裏切り(サプライズ)、
言語以前的予期(低次脳機能)の鋭さに覚醒する

風の谷・旅芸人の目的は、高次脳機能の予測モデルに閉ざされた人々に、秩序づけの混乱というサプライズを起こし、低次脳機能を覚醒させ、精密な言語化によって、高次脳機能の予測モデルを「つまらない予測(悪い意味で期待を裏切る)」から「おもしろい予測(良い意味で期待を裏切る)」へと昇華させるチャンスを提供することだと言えます。

キャンプティレクター 阪田晃一

ゲスト:宮台真司(社会学者、映画批評家)

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